YouTubeに能登半島地震発生後からの様子を記録した写真をアップいたしました。
地震発生から一週間後、家族の安否確認ができてから能登半島の被害状況の記録をはじめました。ほんの数分数秒で見慣れた景色が一変し、当たり前にあったはずのものがなくなってしまった喪失感。あまりの惨状を前に、TVなどで言う日常や復興という言葉が遠く感じてしまうときもあります。自分自身、写真や映像で記録することで現実と向き合いながらも、日常を取り戻す努力や、現実を受け入れようとする努力からは逃避していた自覚があります。
– 輪島市門前町と孤立した集落・皆月の様子を記録
https://eiichi-yoshioka.jp/journal/noto-earthquake/
– 奥能登(珠洲・輪島・穴水・能登)に起きた現実の記録
https://eiichi-yoshioka.jp/journal/documentary-earthquake/
能登半島を拠点に活動を始めて今年で10年になります。フォトグラファーとして何か残さなければと思いながら被災地を撮り始め、約1か月半かけてようやく自分の中で気になっていた奥能登の地域をまわることができました(一部除き)。おそらく能登の方でも他の被災地がどんな状況か実際に見ることができていない方も多いと思います。YouTubeには200枚以上の写真を公開しております。ニュースなどでもあまり報道のない地域もあるので、お時間あるときにぜひ能登半島の現状を見ていただけると幸いです。